能天気な悩みごと。

双極性障害*男子3人育児

1人目の産後に産後うつになったときのこと

1人目の産後、産後うつになった。

出産は35時間かかり、その後黄疸が強くて光線治療したこと、1人目で不安だったこと、実家から離れて夫の職場の近くへ引っ越したので知り合いもサポートも無かったこと。退院して2週間ほどは夫が休みを取ってくれたが、その後は家事をやらざるを得なかったこと。

 

初めての育児、ボロボロの身体での家事育児、サポートもなく、冬空にベランダの洗濯機をまわさなければならなかったこと。

衣類乾燥機や食洗機があればと思い夫に相談したが、設置場所の問題で購入できなかった。

 

産後2ヶ月ごろから気持ちが落ち込み始め、涙がボロボロこぼれながら授乳をして、赤子をゆすりながら何度も抱えて飛び降りようと考えた。怖くて怖くてたまらなくて、不安でしかたなくて、産後3ヶ月、夫に精神科を受診したいと相談したが近所になく、追い詰められた。

 

死にたい、死ぬことばかりが頭から離れなくて、それでも夫やこどものことを考えると出来なくて。自殺願望ではなく、希死念慮(きしねんりょ)という状態だった。

 

夫に「温泉に行きたい。今すぐ行かないとこのままでは育児を継続できない」と泣きながら話たと思う。

 

当時のことはあまり記憶になくて。

 

夫はすぐさま温泉を予約してくれ、大雪の降る二月、電車にのり、生後3ヶ月を連れて温泉に行った。

私の希望で、露天風呂付き和室で、食事は個室。家族風呂も予約してくれた。大浴場にも他の人がいる食事処にも行けるメンタルではなかった。

 

部屋の露天風呂でぼーっとして、出される美味しい和食を食べて、夫がこどもの面倒を見てくれ、ゆっくり話ができて、どんなに効果的だったことだろう。

 

その後わたしは徐々に回復した。

 

温泉に行けてなかったら、どうなっていたかわからない。