月曜の朝。目が覚めた時の気分は憂鬱。嫌だ、嫌だ。全部嫌だ。やめたい。
家事も嫌だ。育児も嫌だ。やめたい。逃げたい。誰かかわりにやってくれないか。休みたい。
私は知っている。中学の時不登校になったときも、同じ気持ちだった。嫌だ、嫌だ。あれもこれも全部が嫌だ。逃げたい。やめたい。
だいたい、そういう気持ちの時は、嫌だと思うことは表面的な問題に過ぎない。
たとえば3歳の息子を例にしてみるとわかりやすい。
ご飯も嫌だ、お風呂も嫌だ、歯磨きも嫌だ、トイレでうんちするのも嫌だ。
もっと遊んでいたいとか、めんどうだから嫌だとか、トイレが怖いから嫌だとかいう理由は表面的なものだ。
問題の本心は「もっとママに構ってもらいたい」「ママに僕のことを見てもらいたい」「愛されていると安心したい」なのだ。
満足して安心している時はちゃんとお風呂に入るしトイレにも行けるし、ご飯も自分で食べる。
もちろん単に面倒臭いゲームしてたいってときもあるけど。
だから私もきっと、家事も育児も嫌だ、全部嫌だになっている今、それは表面的な問題なのだ。本心は「1人の時間がほしい」「ゆっくり休みたい」「認められたい」「話し相手がほしい」だ。
家事も育児も嫌いなわけじゃない。
ただ寝不足で、自分のことができなくて、何事も中断中断で達成感もなくて、自分から頑張って3歳と0歳の子供を連れて(荷物も持って周りに気を配りながら)外出でもしない限り話し相手もいないということが続いて疲れたのだ。それでも24時間365日、育児も家事も休めないからしんどくなって、先が見えなくなって、このままじゃ続けられないと思ったのだ。
だから嫌だ嫌だ全部嫌だやめたい逃げたいというネガティヴな感情は、弱虫でも負けでも逃げでもない。
頑張っているからこそそうなる。そしてこれからも頑張ろう、続けようと思っているから、心と体がSOSを出している。
その声を無視しちゃいけない。
そういう気持ちになった時は、最低限のやるとこはやりつつ、休めるならもちろんやらなきゃいけないことはお休みして、ゆっくりお茶の一杯でも飲んで、「今日は休みにしよう」と自分の中で決める。
やらないことを決めよう。
今日は少しだけ自分のために時間を使おう。